種の保存と人類

2017/ 07/ 23
                 
前編
優生学の今

前回の話と関連して
知られている通り、動物には種の保存の本能、ってのが遺伝子レベルで存在して、
割と最優先レベルで種族として子孫を残す、絶滅しないための行動をとります。
人類についても面白い事象があって、これは遺伝子ってよりはミームに近い話なんですが、
何かあると女子供を先に逃がす、って行動は種の保存に近い動きではあったりします。

他方、先進国では出生率が低下します。
要因としては、経済的に豊かであればあるほど、子供を育てるのに資金が必要になる、って事情があったりするのですが、
なにはともあれ子供はどんどん産まなくなります。
日本についても例外ではなく、晩婚化や少子化が危機的なレベルまで進行していますね。

これに対して、発展途上国の出生率は言うまでもないのですが、
国内でも貧乏暇なし子だくさんって昔からいうように、
貧乏だったり、教育レベルが低いほど子供を作っているイメージがあります。
データがそろっているわけではないのだけれど、IQと子供の数が反比例しているイメージもあるわけで。

もしこの話が関連性があるってことだったら、
知能が高ければ高いほど種の保存から外れた行動をとる
って話になりますよね。

本能に打ち勝った結果、子孫が残せなくなっていく、ってのは進化論的に見て非常に興味深い事象だなーと考えます。
この辺を書いた本もありそうなので、ちょっとアマゾンあたりで漁ってみようかな、って思います。

もう一つ言うと、経済的に言うと貧乏人の子供は貧乏なままで、
金持ちの子孫は数を減らしながらますます富の集中が進んでいく、って視点で見ると、
これはこれで興味深い事象だったりします。
経済的/教育的に同レベル同士が結婚する傾向もありますしね。

一個前の記事で、数世代後に遺伝子プール的な差異が出てくるのでは、と書いた感覚的な根拠もこのあたりです。

10世代あとの人類は石の貨幣を使うところまで後戻りしている可能性もあって、
そうなったら子孫を多く残す戦略をとっている側が圧倒的に有利になる、
っていうちょっと穿った見方もしてみると、なおさらこの話は面白いなーって思います。

昨日の話と同じく、今日の話も実証のしようがない話なんですが、
コンピュータ技術が発展したらシミュレーションができるのでは、と思い、
個人的には楽しみにしています。
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コメント

        

社会に適応して社会を支える立場になるほど遺伝子を残せない…。
自分も思考実験ネタとして長らく考えてるけど、ポリコレ棒で殴られそうなので一般公開ではあんま触れてません。
面白そうな本があったら紹介してー。
ちんぽ
出生率の違いは人類にも他の生物と同様に密度効果が働いているってことでしょうかねぇ。
出生率も高いけど、死亡率も高いのですよね。ただ、死亡率の減少を知能が高い側が操作しているのですよね。
興味深いですね。
>回復した
密度効果はあり得ますね。
そこがファクターになり得るので断定で書けない部分がある
(前記事コメント参照)

>ななし
操作 #とは

死亡率高い地域も、前よりはずいぶん改善してるのはあるんですよね。
操作といってしまうと数調整している印象になってしまいますね。死亡率減少のための干渉、でしょうか。
さて、個のスペックという生物学的な優勢が社会的設えを凌ぐかという話ですな。
>ななし
そうですね、発展途上国側の死亡率は介入によって下がった、って見方はできますよね。
それがどういう方向に働くのか、ってのは微妙ですが、数が増える方向にしかいかない気はするんですよね。

>通りすがり
結構これって掘り起こすと根が深い問題だったりしますが、差別問題とかポリこれとかですぐ殴られるから、在野じゃないと考えることすらできなさそうなんですよね。